研究概要 |
本プロジェクトは,アジアにおけるシェイクスピア上演研究の核となるシェイクスピア上演ウェブ、アーカイブ(英語、日本語、中国語版)を構築し,日本とアジア諸国のシェイクスピア上演比較研究,さらには,アジアと世界のシェイクスピア上演比較研究に貢献することを目的としている。 初年度の平成19年度は,海外の協力者(シンガポール国立大学,マサチューセッツ工科大学(MIT),ペンシルヴァニア大学)との打ち合わせを行い(8月,10月)ウェブ、アーカイブの具体的な内容及び作業プランを以下の様に確定した。 具体的には,2ケ月を1サイクルとし次の作業を行なう。1.各国の担当者は2〜3の視覚資料と上演データを収集し,整理及び分析を行なったのちデジタル化し,シンガポール国立大学に送付する。2.シンガポール国立大学は上演データを翻訳し,視覚資料に字幕を付け,MITに送付する(使用言語は英語、日本語、中国語)。3.MITは翻訳されたデータと視覚資料をウェブ、アーカイブとしてアップロードする。平成20年度中に3サイクルを実施し,パイロット版による検討を重ねたのちに,年度末までにウェブ上でのアーカイブ公開を開始する。 なお,日本,シンガポール,アメリカの各大学はそれぞれがウェブ、ページを作成し,このシェイクスピア上演ウェブ、アーカイブをその一部として共有する形をとる。そのため,平成20年度中に,群馬大学、同朋大学共同で日本版ウェブ、ページ作成準備を進めることとした。
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