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2009 年度 研究成果報告書

口承性から見た漢代文学の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19520302
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 各国文学・文学論
研究機関神戸大学

研究代表者

釜谷 武志  神戸大学, 大学院・人文学研究科, 教授 (30152838)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
キーワード中国文学
研究概要

辞賦と楽府は口承性において本来共通していたが、後漢期に入って、辞賦の口承性が希薄化していくにつれて、本来保持していた機能の一部を楽府詩が担うようになったと考えられ、物語詩的な楽府詩は辞賦の変質と関連性があると推測される。また、漢代文学に特徴的に見られる時間の推移についての悲哀の感情は、人間の生きる時間が直線的で後戻りのきかないものであるという意識のほかに、罪の無い人間も禍を背負って生まれてくるという意識が底辺にあったから生じたと考える。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 信の倫理と論理2009

    • 著者名/発表者名
      釜谷武志
    • 雑誌名

      創文 522号

      ページ: 23-26

  • [雑誌論文] 両漢楽府詩考2008

    • 著者名/発表者名
      釜谷武志
    • 雑誌名

      未名 26号

      ページ: 1-22

    • 査読あり
  • [学会発表] 推移の悲哀をささえるもの2008

    • 著者名/発表者名
      釜谷武志
    • 学会等名
      日本中国学会第六十回大会
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2008-10-12

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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