研究概要 |
(1)申請者が、平成9年度科学研究費奨励研究「マラヤーラム語記述文法の作成」(課題番号06710310)における記述を検討し、修正を加えた。(2)現地調査、現地協力おいて実際に必要と思われる表現内容や語彙を選定した。(3)文例・語彙表作成のためのデータを収集し、データを収集し、データベース化した。(4)基礎文法作成の為に、現在のところ、もっともまとまった入門書である、Malaylam Intensive Course(The Dravidian Linuistic Association,Kerala)のテキストを入力し、文法説明および邦訳を作成した。(5)現在、もっとも精緻な記述文法であるA grammar of the Malayalam language in historical treatment (Michail S. Andronov, Harrassowitx: Wiesbaden, 1996)をもとに動詞、名詞の語形変化表を入力した。(6)また、構文に関して最も網羅的なMalayalam,(Asher, R. E. & T. C. Kumari, Routledge: London, New York, 1997)から記載する構文の選択を行った。(7)マラヤーラム文字フォントの調査を行った。(8)語彙に関しては、包括的な語彙集は、A Dravidian Etymological Dictionary,(Emeneau, B & T. Burrow, OUP,1978)によらずを得ず、基礎語彙、数百語を入力した。語彙編纂に関しては、東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所において、高島淳教授から、インドでマラヤーラム語・日本語辞書の編纂を行っているK. P. P. Nambiar氏の業績の提供と専門的知識の提供を得た。
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