3年間計14回の北京調査により、次の四つの調査課題、二つの研究課題のそれぞれについて調査と研究を進め、北京語・共通語とその口頭表現に関する新しい知見を得た。 (1)北京白話報刊(新聞と定期刊行物)の調査、 (2)影戯影詞(影絵芝居とその脚本)の調査、 (3)口供供詞(裁判の供述筆記とその引用)の調査、 (4)電視劇本(テレビドラマの脚本)の調査、 (5)上記(1)~(4)により収集された清代から民国期にかけての言語資料を集積する「清民語庫」の構築、 (6)(5)に基づく年代の確かな資料による清代民国時期の漢語の演変研究
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