研究課題
基盤研究(C)
2つのテーマ、(1)取りたて詞「だって」を含む文の語用論的スケール上の情報量を日本語児が計算できるかどうか、及び(2)統語的に確実に表層照応のひとつであると考えられる格標識付きstripping構文において、日本語児が正しく削除箇所を解釈できるかどうか、を実験により比較・検証し、発展させた。結果、(1)については、処理コストが軽減された質問法において、語用論的情報量に敏感であることを示した。(2)については、先行詞が量化表現である場合も、「自分」および空の変項を含む文について正しく束縛変項およびsloppy解釈をすることが明らかとなった。
すべて 2008 2007
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In T. Sano et al. (eds.), An enterprise in the cognitive science of language : Afestschrift for Yukio Otsu
ページ: 495-509
福岡大学人文論叢 39
ページ: 327-366