1.パソコンによる言語地理学データ処理システムSEALを公開したホームページの改訂を進め、SEALの講習会を行った。(URL:http://www.nicol.ac.jp/fukusima/) 公開されているSEALの使い方をわかりやすく示すようホームページの改訂を行った。既発表の研究や言語地図を紹介するために、既発表論文のPDF版をアップロードした。SEALの使い方について研究者や学生のために講習を行った。 2.日本語方言資料の調査分析を行った。 既発表の方言関係資料を新潟県の方言との関連で調査し、注目すべき項目についての再作図を行った。新潟県の若年層のアンケート調査を行い、新しい言語変化の分布状況を探り、言語地図を作成・発表した(「新潟の女子短大生の方言-自動車学校・そろそろ・ナマラ-」)。 30年前の徳之島における言語地理学調査の再調査の企画に加わり、予備調査や調査表作成等の調査実施のための準備を行った。調査終了後、SEALを使った調査結果の分析・地図化を始めた。 3.言語地理学関係図書を購入した。 課題に関わる言語学専門書等を購入し、その研究に努めた。 4.イギリスのリーズ大学で行われた方言学の方法国際会議で、Progress in geolinguistics: What has been made possible using a computer?と題して、言語地理学小史を俯瞰した発表を行った。
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