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2008 年度 実績報告書

日本語訓点資料を国際的に共有するための標準の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19520388
研究機関富山大学

研究代表者

小助川 貞次  富山大学, 人文学部, 教授 (20201486)

研究分担者 高田 智和  国立国語研究所, 開発研究部門, 研究員 (90415612)
キーワード訓点資料 / 文献学的研究 / デジタル処理 / 目録 / 国際的共有
研究概要

1. 訓点資料の汎用的な価値を明らかにするための基礎調査の実施
これまで調査を行った国内現存の漢籍訓点資料を中心に、さらに海外に流出した漢籍訓点資料も範囲に入れながら文献学的観点から再調査と記述項目の整理・検討を行った。
2. デジタル版目録の作成
デジタル版目録の基礎となる多言語対応型訓読術語集について、富山大学人文学部日本語学講読で検討と作業を行い対訳術語集の作成を試みた。また漢文訓読資料をデジタル処理し、その中の文字情報を有効利用するための方策について研究会を立ち上げて検討した。
3. 国際的に共有できる客観的な解読記述方法の開発
韓国における解読記述方法も十分に研究しながら、「釈文作成システム」にはどのようなプログラムやソフトウェアが適しているのか、史記夏本紀(安倍本)を材料として、記述研究に先進的な韓国口訣研究者2名を招聘し共同研究を行った。
4. 研究打合せ
東京、京都、札幌等で研究打合せを行うとともに、韓国における研究状況について、韓国側研修者と情報交換を行なった。さらに従来のE-mailによる情報交換に加え、 SNS (soci al networking system)を使った新たな研究スタイルの構築を模索した。
5. 研究成果の報告
以上の成果を、論文として発表した(別掲「研究発表」参照)。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 国家図書館(台北)所蔵本史記夏本紀釈文2009

    • 著者名/発表者名
      小助川貞次(共著)
    • 雑誌名

      訓点語と訓点資料(訓点語学会) 第122輯

      ページ: 43-129

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 漢文訓読研究の国際的共有と教育的還元について2008

    • 著者名/発表者名
      小助川貞次
    • 雑誌名

      富山大学国語教育(富山大学国語教育学会) 第33号

      ページ: 1-14

  • [雑誌論文] 訓点資料解読の方法と実際-有鄰館蔵『春秋経伝集解巻第二』を中心に(韓国文)2008

    • 著者名/発表者名
      小助川貞次
    • 雑誌名

      韓国文化(Seoul大学校奎章閣韓国学研究院) 第44号

      ページ: 319-336

  • [学会発表] 日本における『文選』の伝来と受容2008

    • 著者名/発表者名
      小助川貞次
    • 学会等名
      北海道大学文学部日本漢文学特別講義
    • 発表場所
      北海道大学文学部
    • 年月日
      2008-11-08

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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