研究課題
本年度は、以下の作業を行った。(a)個々の文法項目の記述昨年度に引き続き、山形市において臨地調査を行い、疑問文および疑問文と共起する文末詞ガ・ヤ、引用・伝聞の文末詞テとドの記述を行った。いずれも先行研究がなく、学界に新たな知見をもたらすはずである。(b) 談話データの収集と文字化昨年度に引き続き、山形市生え抜きの高年層2名による自然談話を収録し、一部文字化を行った。当該方言のデータの蓄積に寄与する。(c) 理想的な文法記述の追究引き続き、世界各地の言語を記述した文法書や類型論関係の著書・論文をレビューし、その取り上げた言語項目の範囲、構成と内容、データの質・量・提示方法などについて整理した。本研究分野の今後の活性化に寄与するものと思われる。(d) 3年間の研究のまとめとしての研究成果報告書の刊行本研究期間に公刊した論文、行った口頭発表等を集成して、研究成果報告書を刊行した。
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Studies in Linguistics Vol.1. Corpus Analysis and Variation in Linguistics.Amsterdam/Philadelphia : John Benjamins(M.Minegishi, Y.Kawaguchi, and J.Durant (eds.)) 1
ページ: 339-360
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~sbj/index.htm