研究課題
基盤研究(C)
山形市方言の動詞述語文のもつ文法カテゴリー、とりわけ、記述のほとんど行われていない伝達的なモダリティを担う文末詞を中心にして、詳細な記述を行った。具体的には、(1)文末詞ジェを分析し、それが「聞き手のもっているものとは異なる正しい知識・情報であるとして、聞き手に提示する」という機能を担うこと。(2)引用・伝聞を表すマーカであるテとドを分析し、前者が単純な引用、後者が話し手がその発話行為にコミットしての引用を表すこと。(3)これまで記述した10ほどの文末詞の相互承接のあり方は、命題に関わるものが動詞の近くに、聞き手目当ての機能をもつものが文末に位置すること。などを明らかにした。
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阪大社会言語学研究ノート 8
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今石元久編『音声言語研究のパラダイム』和泉書院
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