研究課題/領域番号 |
19520406
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研究機関 | 就実大学 |
研究代表者 |
岡崎 友子 就実大学, 人文科学部, 准教授 (10379216)
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研究分担者 |
金水 敏 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70153260)
堤 良一 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (80325068)
金 善美 同志社大会, 言語文化教育センター, 講師 (20411069)
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キーワード | 指示詞 / 日本語学 / 言語学 / 歴史的研究 / 理論化 / 語用論 / データベース化 / 対照研究 |
研究概要 |
本年度は、まず岡崎友子(歴史的な資料における日韓対照研究「日韓における指示詞について」朴美賢氏との共同研究)・堤良一(語用論的研究「研究間投詞アノ(-)・ソノ(-)の出現頻度とその出現要因について」)・金善美(現代語における日韓対照研究「現代韓国語と日本語の指示詞が指し示す範疇について」)が、それぞれが指示詞研究会で発表し、議論をおこなった。この議論により、これまでの各自の研究成果に対して、理解がより深まったこと、そしてさらに各分野における研究の問題点が明らかとなった。これらは、各分野のアプローチを越えた、より精密な指示詞の用法に関する理論化を目指すという本研究の目的にとっては、必要不可欠な前提となる作業である。なお、歴史的な研究については、日本語文法学会第8回大会(筑波大学、2007年10月28日)において、パネルセッション「日本語指示詞の歴史的研究-『源氏物語』を中心に-」(司会:岡崎友子)を企画し、発表をおこなうことにより、成果の一部を公開し、他の研究者に広く意見を求めることもおこなった。 また、上記の議論とともに、指示詞の用例のデータベース化のために、用例の収集・整理の方針について、打ち合わせをおこなった。様々な分野における他の研究者が利用しやすいデータベースを作成するために、用例収集・分類の方法や、対象とする調査資料の選定等について綿密に打ち合わせをした後、各自、担当する資料から用例を採取し、整理をおこなった。
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