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2009 年度 実績報告書

中英語頭韻詩韻律研究―繰り返しの技巧と定型表現としての連語

研究課題

研究課題/領域番号 19520433
研究機関国際基督教大学

研究代表者

守屋 靖代  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (50230165)

キーワード英文学 / 英語史 / 中英語頭韻詩 / 口承様式 / 中世英語
研究概要

本研究は、中英語頭韻詩の韻律について、現代言語学に基づく韻律研究方法により、リズム、音韻、文体等と関連づけながら、音の繰り返しの意義、語の組み合わせ、連語が文芸手法として頭韻詩韻律において果たす役割についての考察を目的とする。今年度は以下の成果を得た。
1.データベースの最終チェック1)全行、2)前半行と後半行の間の構成、3)後半行の構成、4)後半行の連語、5)全体の韻律の5点について、主立った作品から20,000行あまりについて再確認を済ませ、並べ替え、検索等の作業が可能なコーパスとして整えた。
2.出版このデータベースを含めた著作「中英語頭韻詩における繰り返しの技巧と連語」が南雲堂から出版され、ひと区切りがついた。更に今年度は口承様式と繰返しの技法を古代ヨーロッパ、中世ヨーロッパ、中世イングランドのコンテクストから言葉遊びと詩の韻律を考察する次の著作に取りかかる予定。
3.学会発表平成21年5月アメリカで開催された国際中世学会において研究発表を行い、北米やヨーロッパからの参加者と意見交換ができた。12月には日本中世英語英文学会全国大会で研究発表をし、日本の研究者に研究の進展具合を披露、建設的コメントと奨励を得た。
4.資料収集8月イギリスを訪ね、大英図書館、ロンドン大学図書館、バース大学、カンタベリ大学で中世写本の閲覧と資料収集を行ない、中世写本デジタル化についての資料と中英語に関する文献を収集した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Incorporating Multilingualism in the Development of the English Language into English Teaching2010

    • 著者名/発表者名
      守屋靖代
    • 雑誌名

      Educational Studies 52

      ページ: 1-18

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 通時・共時で見直す英語の変化-そのプロセスと要因2009

    • 著者名/発表者名
      守屋靖代
    • 雑誌名

      ことばと人間 7

      ページ: 1-16

  • [学会発表] Recurring Collocations in Middle English Alliterative Verse : Metrical -Syntactic Patterns of the Second Half-Line2009

    • 著者名/発表者名
      Yasuyo Moriya
    • 学会等名
      日本中世英語英文学会
    • 発表場所
      慶應義塾大学
    • 年月日
      20091200
  • [学会発表] The Meter of The Siege of Jerusalem : Norms, Deviations, Idiosyncrasy2009

    • 著者名/発表者名
      Yasuyo Moriya
    • 学会等名
      International Congress on Medieval Studies
    • 発表場所
      Western Michigan University, USA
    • 年月日
      20090500
  • [図書] 中英語頭韻詩における繰り返しの技巧と連語2010

    • 著者名/発表者名
      守屋靖代
    • 総ページ数
      305
    • 出版者
      南雲堂出版

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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