研究概要 |
本研究の目的は, 日本語母語話者によるストーリーを語る談話(話しことば)と文章(書きことば)の分析をとおしてその談話展開の特徴を明らかにし, 同じストーリーを日本語の非母語話者がそれぞれの母語および日本語で語る談話・文章と対照することにより, 非母語話者に対してストーリーを持った内容を話したり書いたりすることの指導のための方略を探ることである。 《平成20年度の研究実績》 1. 談話・文章データの収集 母語話者および非母語話者をインフォーマントにしたストーリーを語る談話・文章データの収集を行った。 2. 談話データのデータベース作成 収集したデータの文字化および入力を行い, 分析単位に区切る作業を行った。 3. 談話・文章データの分析 データベース化したデータの分析を行った。20年度においては, 「〜てしまう」や「〜のだ」などの文末表現, および「この」「その」などの指示詞の使われ方について分析した。 4. 分析成果の発表 上記の分析結果を学会や論文で発表した。
|