研究課題/領域番号 |
19520440
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
杉本 妙子 茨城大学, 人文学部, 教授 (30206429)
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研究分担者 |
村上 雄太郎 茨城大学, 工学部, 准教授 (50239505)
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キーワード | 日本語教育 / ベトナム語圏日本語学習者 / 言語習得 / 対照言語学 / 音声・発音習得 / 文法習得 / 国際情報交換 / ベトナム |
研究概要 |
研究代表者・分担者ともに、ベトナムにおける調査、人材育成への頁献、研究成果の公表を行った。主な研究実績(具体的な取り組み)は以下のとおりである。 研究代表者は、2007年8月・2008年3月にベトナム・ハノイにおいて音声・発音の習得に関する現地調査をハノイ国家大学外国語大学・同附属高等学校において、現地協力者(主にハノイ国家大学外国語大学Pham Ha氏)とともに行った。また、人材育成への貢献としては、ベトナム・日本人材協力センター(VJCC-HN)の協力のもと継続的にセミナーを開催する準備を進め、同センターにおいて2008年3月に音声・発音習得についての第1回目のセミナーを行った(「特別日本語教育セミナー」)。また、ベトナム語圏日本語学習者の音声・発音習得に関する研究成果の一部を発表した(「11.研究発表(平成19年度の研究成果)」に記載のとおり)。このほか、2007年以前に行った文法習得に関する予備調査結果を整理するなど、文法習得調査に向けた準備を進めた。 研究分担者は、2008年3月にベトナム・ホーチミン大学およびフエ外国語大学において日越語における複合動詞の使用状況及びその意味・機能の対照に関する資料収集調査を行った。また、「〜て行く」動詞を例に移動動詞の様々な意味・機能について考察し研究成果として発表するとともに(「11.研究発表」のとおり)、その一部を人材育成への貢献として、フエ外国語大学日本語日本文化学科において「日本語の「行く」動詞とベトナム語のdi動詞のアスペクト的な機能」と題する講演の形で行った。
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