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2007 年度 実績報告書

日本語口頭能力測定のための試験システムおよび評価法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520455
研究機関名古屋大学

研究代表者

野口 裕之  名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (60114815)

キーワード外国語としての日本語教育 / 応用言語学 / 言語テスト / 口頭能力測定 / 評価法 / パフォーマンス測定 / 分析的評価 / 評価システム
研究概要

1) 本年度は、i)庄司ほか(2003,2004,2005,2006)などで開発した口頭能力試験の評価システムについて、再度精査すること、ii)実際に稼働している口頭能力試験システムを実施している機関を日本語に限定しないで実際に見学・資料集種・討論すること、iii)測定する構成概念を確定すること、そして、iv)評価システムのためのソフトウェア作成のための基本的な検討を行う、ことを目標に研究を進めた。
2) 情報収集のために訪問した機関は次の通りである。
2007年12月:大韓民国教育評価院・同徳女子大学・ソウル商工会議所・放送通信技術大学(研究協力者である前お茶の水女子大学教授庄司惠雄氏を同行)、韓国における日本語教育測定の動向を口頭能力を中心に聴き取り調査を行った。韓国においては英語教育においてコンピュータを利用した口頭能力試験が開発・実施されているが、日本語教育ではその必要性は認識されているものの進んでいないことがわかった。今後の動向に注目したい。その他、日本語能力測定に関して情報収集した。2008年3月:豪州国立教育研究所(Australian Council for Educational Research: ACER)のメルボルン・オフィス、および、シドニー・オフィスを訪問し、パフォーマンス・テストの評価法、および、得点化について情報収集するとともに、ACERで稼働している評価システムを見学し、評価者の養成方法や「ぶれ」の修正方法などについて説明を受けた。
3) 測定する構成概念に関しては、「構成概念)の定義にもどって議論をすすめた。
4) 評価システムに関しては、庄司ほかで開発した評価票の再検討とコンピュータ・ベース化する際に改良すべき点を検討し、さらに、ACERの評価システム見学の成果を取り入れるように検討を開始した。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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