研究課題/領域番号 |
19520456
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
森 眞理子 京都大学, 国際交流センター, 教授 (30230080)
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研究分担者 |
パリハワダナ ルチラ 金沢大学, 留学生センター, 准教授 (50303318)
平尾 得子 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 准教授 (90263350)
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キーワード | 国費留学生 / 日本語 / 日本文化 / 教育制度 / 調査 |
研究概要 |
平成20年度当初の計画に沿って、日研生を指導している大学の担当教員への聞き取り並びに日研プログラムを修了した元日研生から10数名程度を抽出した聞き取り調査を実施した。聞き取り調査の方法は、1)直接に面談の上聞き取り調査を行う方式 2)メールによるアンケート回答方式によった。さらに、本研究の目的である日研生教育の総合的な教育効果を考える上で、これまで実施したものとは異なる聞き取り調査が必要であることが確認された。即ち、過去5年前後の修了日研生が、研修後どのような進路を選択し、その選択に日研プログラムがどのように影響しているかについて追跡調査することが必要であるとの認識から、このための体制を作り聞き取り調査を実施した。新しい調査を含めた聞き取り調査は現在も継続中であるため、平成20年度末までに報告書を作成するには至っていない。 以上のような聞き取り調査を遂行する一方、平成19年度のアンケートの中から重要と見なされる項目を取り上げて分析を行なった。その一として、日本語日本文化研修の一年間、特に修了論文を作成する過程で、学生がどのような日本語技能を獲得するかを分析した。その二として、日研生には日本に対する知見を深め、研修後日本をフィールドに活躍する人材が多いことに着目し、研修期間中日本文化・社会および言語等のどの分野に関心を持ち、その関心を自分の将来の進路につなぎ、生かすのかを日研生の修了研究テーマ選択を基に分析した。これらの分析結果をまとめ、平成21年3月金沢大学で開催された「日研生教育改善研究会」において、代表者及び1名の研究分担者が報告を行なった。
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