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2007 年度 実績報告書

外国人児童の母語学習支援をめぐるネットワーク形成の国際比較

研究課題

研究課題/領域番号 19520461
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

松田 陽子  兵庫県立大学, 経済学部, 教授 (80239045)

研究分担者 野津 隆志  兵庫県立大学, 経済学部, 教授 (40218334)
久保田 真弓  関西大学, 総合情報学部, 教授 (20268329)
乾 美紀  大阪大学, 人間科学部, 助教 (10379224)
キーワード外国人児童 / NPO / 母語学習 / 学校 / タイ / 兵庫県 / ニューカマー / 多文化共生
研究概要

1.兵庫県と神戸市の教育委員会、神戸市内で母語教育支援センター校として母語教室(ベトナム語、スペイン語、タガログ語)を運営している小学校4校を訪問し、外国人児童の母語支援の実態や外国人児童支援に関わる調査を実施した。
(1)教育委員会、学校、外国人児童支援者(NPOやボランティア)の連携上の困難、教材開発の不足、家庭の母語教育への関心や理解、学校による問題意識や支援体制の違い、子ども達の母語能力や母語学習意欲の多様性など、さまざまな側面で問題が存在することが分かった。また、条件が整っているところでは、非常に順調に行われていることもわかった。
(2)定期的に母語支援に関する研究会を開催し、母語支援に関心のある専門家たちと、文献等をもとに理論的な問題点の研究を行い、本年度の調査内容の焦点化と研究組織の拡充を図った。
(3)19年度の発見と検討をふまえ、20年度は定期的に神戸市内で母語教室を運営している学校を訪問し、より詳細なデータ収集を行う予定である。
2.平成20年2月にタイを訪問し、3県で外国人児童支援NGOの活動、母語教室の運営などについて現地調査を実施した。
(1)ラオス国境地域(チェンライ県)に居住する山地民族の児童の生活と教育の実態、NGOや国際機関(I.L.O.)による支援の実態について調査を実施した。
(2)ミャンマーからの移民労働者が居住するサムットサコン県で、ミャンマー民族の児童の生活や教育の実態、NGOによる支援の実態について調査を実施した。
(3)バンコクで、日本人会によって運営されている、継承語としての日本語教室を訪問し、運営責任者から運営の経緯と現状と問題点、学習者の現状や親の意識等について詳しい聞き取り調査を実施した。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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