研究課題
最終年度にあたる本年は、地域ボランティア養成講座の在り方についての提言をまとめ、実践モデルを構築することを目標に、以下の3点を計画じた。1. 東京の近郊都市における、地域日本語ボランティア養成講座の現在に至る実践の記述と分析2. 総合的な日本語教員養成講座との比較対照、また、近隣の他の養成講座との比較対照のまとめ3. 現状の問題点を踏まえた、新たな養成講座実践カリキュラムの提案1. および、2. の後半に関しては、次の資料をもとに考察を進めた。(1) 異なる近郊都市、および、都区内の地域ボランティア養成講座コーディネーターと養成講座修了生・現支援ボランティアに対して行って得たデータ(過去3年のもの)、(2) 各講座の開設以来の種々の資料。その上で、他地域に関する先行研究、また、過去2年にまとめられた全国レベルの調査報告との重なりを避けつつ、報告をまとめた。3. の研究会では、研究協力者による、異なる地域のボランティア教室、および、養成講座の抱える問題点の発表・整理と共に、実践モデルの開発に照準をあわせた作業を進めた。その結果、地域日本語教室の複雑さを養成講座、日本語支援の現場の例をひいて検証し、問題提起から実践モデルに基づいた提案をおこなうことが出来た。成人に関しては、地域住民の中でも緊急性の高い日系人就労者向けにしぼった実践モデル、および、年少者向けボランティア養成実践モデルを開発し、ワークショップ、および、研究会で提示し、報告書にまとめた。
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リテラシーズ 4
ページ: 175-181
XIX ENCONTRO NACIONAL DE PROFESSORES UNIVERSITARIOS DE LINGUA, LITERATURA E CULTURA JAPONESA 2008
ページ: 193-201
桜美林言語教育論叢 第6号
ページ: 1-6