研究概要 |
本年度は,3ヵ年の研究計画の初年度にあたることから,研究の土台作りを中心に活動を行った。研究代表者の堀内裕晃と研究分担者の淺間正通は,英語スピーチ,インタビュー,ディベートを中心に,語彙、構文の分析,考察,特徴づけを行った。研究分担者の桐山伸也は,韻律的特徴の半自動抽出ルールの検討を行い,研究分担者の杉山岳弘は,身体言語特徴の半自動抽出ルールとマルチモーダル知識データベース化の検討を行った。また,研究分担者の竹林洋一は,マルチモーダル知識コンテンツのインターフェイスと内部構造記述に関する検討を行った。今年度は,手始めとして,Marvin Minsky氏(MIT教授)のスピーチとWinston Churchillのスピーチ,インタビューの中で,特徴的に用いられている語彙、構文の抽出と分析、考察,それらの韻律的特徴の分析、考察,および,その場面の身体言語特徴との相関性に関する考察を行った。とりわけ,Marvin Minsky氏のスピーチにおいては,講演者が自分の主張を強調する場面で特徴的に用いている構文を特定、抽出し,そこでの韻律的特徴を分析し,語彙、構文と韻律との相関性,さらには,それらと身体言語特徴との相関性についての考察を行い,マルチモーダル知識データベース化実現のための情報技術面における検討を行った。次年度以降,本研究目標達成のためにスピーチ,インタビュー,ディベート等の分析、考察の量的、質的充実と知識データベース化とマルチモーダル知識コンテンツ制作のための情報技術のさらなる研究、開発を行っていきたい。
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