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2007 年度 実績報告書

購読型教材配信によるモバイル英語学習システムの構築とその効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520491
研究機関広島大学

研究代表者

榎田 一路  広島大学, 外国語教育研究センター, 准教授 (20268668)

研究分担者 LAVER J・J  広島大学, 外国語教育研究センター, 准教授 (70263639)
キーワード英語教材開発 / Podcasting / プッシュ型配信
研究概要

研究期間の初年度となる本年度は、来年度のコンテンツ本格運用に先駆けた準備期間として、配信用音声コンテンツの作成、予備調査の実施および分析、学会・研究会への参加を行った。
まず、購入したコンテンツ開発関連資料や、これまでの研究・開発から収集したデータに基づき、配信用の音声コンテンツの企画・立案を行い、謝金を使い、外国人英語話者の協力を得て音声を録音した。また、本研究費で購入したコンピュータを使い、音声配信用のファイル形式に編集した。同時に、Podcastingに必要な音声配信用ウェブサイトを用意した。
次に、授業での運用を予定している広島県内の大学生を対象に、Podcastingの利用環境とニーズを把握するための予備調査を行った。この結果、約3割の学生がiPodを所有しており、その他のデジタルオーディオプレーヤの所有率も高いことなどから、多くの学生がPodcastingを利用可能なことが判明した。その一方で、Podcastingの利用経験のある学生はごく少数に過ぎず、その背景にPodcastingの認知度の低さがあることもわかった。さらに、ネット上で利用可能な英語教材に対するニーズの高さも伺えた。これらの結果から、後述するいくつかの課題が浮上した。
最後に、他の大学などでの実践・研究の動向を把握するために、旅費を利用して、学会や研究会などに参加し、他の研究者との情報交換を通じて有益な知見を得た。
来年度は、編集した教材をネット上で公開するとともに、内容理解確認用教材および課題テストを開発し、本格運用に結びつけて行きたい。また、本年度の予備調査の結果に基づき、「学生のニーズに即した教材の開発」「多様な視聴形態への対応」「Podcastingを利用した英語学習の促進」「Podcastingによる学習支援効果の考察」の4点を、新たな課題に加えたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ポッドキャスティングを英語学習に利用する上での予備調査とその考察-購読型教材配信によるモバイル英語学習システムの構築に向けて-2008

    • 著者名/発表者名
      榎田 一路
    • 雑誌名

      広島外国語教育研究 11未定(印刷中)

  • [雑誌論文] High-Quality Podcasts for Learning English2008

    • 著者名/発表者名
      J・J Lauer
    • 雑誌名

      広島外国語教育研究 11未定(印刷中)

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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