研究課題
平成19年度は、以下をすすめた。(i) 最新情報や文献の収集とミーティング世界語用論学会年次大会(スエーデン)、日本語教育連絡会議(ハンガリー)への参加とハワイ大学の図書館訪問をとおし言語教育における臨界期の有無、バイリンガル教育、心理・認知・神経言語学、社会語用論的言語習得、語用論教授と習得、などに関する本研究課題のための最新情報を収集した。また、共同研究者とのミーティングを持ち、研究の進行状態や問題点などについて話し合った。(ii) 社会語用論的言語能力の観察異文化間コミュニケーションや母語話者同士のコミュニケーションにおける社会語用論的言語能力を観察しパイロットテストのマテリアルを作成した。(iii) 研究調査方法の決定と予備調査6つのグループ(日本語母語話者で東京周辺で生まれ育っている人、日本語母語話者で少なくとも思春期までは関西で育ち、その後東京周辺に移り住んだ人、関西で生まれ関西に住む日本語母語話者、東京周辺に住む東京周辺出身の日本人英語話者、日本に居住しているアメリカ人日本語話者、日本に移り住んだばかりのアメリカ人英語話者)の24人(各4人ずつ)を対象に予備調査をおこなった。(iv) 最終的なデータ収集方法を決定とデータ収集を開始予備調査の経過や結果を踏まえて、最終的なデータ収集方法を決定した。(v)予備調査の結果発表、ミーティング、セミナーの開催日本語教育連絡会議や英語関係の会議にて予備調査の結果発表をした。その都度、共同研究者ミーティングもった。以上の研究活動をとおし、談話分析テストによる最終的なデータ収集方法を確立して、最終調査の準備を整えた。パイロットテストより、語用論的能力習得には臨界期が存在するのではないかということがわかり、最終調査でそれを更に解明していく予定である。
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The 20^th International Conference on Japanese Language, Teaching, in Hungary 20(印刷中)
JABAET Journal 11
ページ: 150-151