• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

小学校以前の英語学習経験がその後の英語力に与える効果についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520507
研究機関専修大学

研究代表者

神白 哲史  専修大学, ネットワーク情報学部, 准教授 (90439521)

研究分担者 太田 洋  駒沢女子大学, 人文学部, 准教授 (30409825)
キーワード小学校 / 早期英語教育 / 効果検証
研究概要

平成21年度は、データ分析・学会発表・論文執筆を行った。
関東圏内の公立中学校7校にて平成20年11月から平成21年2月にかけて実施されたデータ収集により得られた、中学生の総合英語力、中学入学前の英語学習経験のデータを分析し、公立中学校の生徒の英語力への中学入学前の英語学習経験が与える影響に関して分析した。結果、国立大学付属の中学生に関して行った先行研究では確認されなかった、中学入学前の英語学習の影響と考えられる中学以後の英語力の有意な差が生徒間に確認され、公立中学校に進学する生徒を対象とした中学入学前の早期英語学習経験が持つ影響力は決して少なくないと考えるに至った。着目すべき発見としては、学習の質よりは量、それも一定基準以上の量、が与える影響が一番大きいと考えられることから、学習時間の確保が重要だということが確認されたことである。それ無しには、質的にいくら工夫をしたところで、英語力の神勅は期待できないのではないかと考えられる。
今研究から得られた情報は平成23年度から開始される公立小学校での英語の必修化に対して大きな示唆を与え、より良い運営に向けての議論を行う材料とするものと確信している。教育従事者、研究者のみならず、教育委員会等の行政面からの教育支援者に対して、現状把握を行い、今後の方策を考える上での十分な示唆を与えることが出来ると考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 日本の公立中学校に見る早期英語学習経験とその後の英語力の関係2009

    • 著者名/発表者名
      神白哲史
    • 学会等名
      第35回全国英語教育学会鳥取研究大会
    • 発表場所
      鳥取大学
    • 年月日
      2009-08-09

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi