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2008 年度 実績報告書

多読指導が英語力向上と英語学習の動機づけに及ぼす影響:中・高・大学生への実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520523
研究機関愛知学院大学

研究代表者

野呂 忠司  愛知学院大学, 愛知学院大学・文学部, 教授 (40218376)

研究分担者 赤松 信彦  同志社大学, 文学部, 教授 (30281736)
キーワード多読指導 / 10分間読み / 読みの流暢さ / 単語認知の自動化 / 動機付け
研究概要

19度の後期におけるパイロット研究の成果を全国英語教育学会と中部地区英語教育学会で研究代表者と研究協力者が4件発表し、査読つき紀要に3点採用された。パイロット研究ではあるが、それなりの効果をあげたこといついて高い評価を得たことは今後の研究の励みになった。
20年度の多読実践は中・高・大において順調に実施された。多読の効果を測定するためのプレ・テストとポスト・テストを実施したが、昨年の問題点である統制群の設定は、教育現場の実情から、20年度もできなかった。統制群を一部設定できた中学校での取り組みの結果を全国英語教育学会と英語授業研究会の全国大会で発表する予定である。ほとんどの実施校で、読解速度と読解の正確さにおいて有意な伸びが見られた。動機付けの面からみると、読書レポートにコメントのみならず、教師の著説口頭による励まし、面白いと思われる多読教材の提案、努力に対する評価などが大切であることが明らかになった。
本研究の主なる目的は単語認知テストの作成とその実施である。多読によって読みの処理能力がどのように変化をするかを知るためである。中学生に実施できるように中学2年生までに学習する単語を使ったテストと高校生に実施するため中学3年生までに学習する単語を使ったテストの2種類の単語認知テストを)作成した。中学語彙の場合、プライム語に英語を使うのは無理があるので、プライム語として絵と日本語訳を使用した。このテストを21年度のプレ・テストとポスト・テストに加えて読解力と単語認知の効率との関係、多読の伸びと単語認知力の伸びとの関係について調べる予定である
単語認知力のみならず統語解析力が流暢な読みに必要で、この点を測定するテストの開発の必要性を感じた。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 中学・高校生に対する10分間多読の効果2009

    • 著者名/発表者名
      野呂 忠司
    • 雑誌名

      中部地区英語教育学会 紀要 38

      ページ: 461-468

    • 査読あり
  • [雑誌論文] The Effects of 10-Minute Extensive reading on the Reading speed, Comprehension and Motivation of Japanese High School EFL learners2009

    • 著者名/発表者名
      Ken FUJITA & Tadashi NORO
    • 雑誌名

      ARELE 20

      ページ: 21-30

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 中学校における10分間読みの効果-読解力と動機づけの観点から2009

    • 著者名/発表者名
      松井 孝彦
    • 雑誌名

      中部地区英語教育学会 紀要 38

      ページ: 15-22

    • 査読あり
  • [学会発表] 10分間多読が読みの流暢さと動機に与える影響2008

    • 著者名/発表者名
      城野 博志, 野呂 忠司
    • 学会等名
      全国英語教育学会
    • 発表場所
      昭和女子大学(東京)
    • 年月日
      2008-08-10
  • [学会発表] 多読を科学する : 第二言語としての英語の学習における効果2008

    • 著者名/発表者名
      野呂 忠司
    • 学会等名
      全国英語教育学会
    • 発表場所
      昭和女子大学(東京)
    • 年月日
      2008-08-09
  • [学会発表] 日本人高校生の多読が読解力・動機に及ぼす影響2008

    • 著者名/発表者名
      藤田 賢, 野呂 忠司
    • 学会等名
      全国英語教育学会
    • 発表場所
      昭和女子大学(東京)
    • 年月日
      2008-08-09
  • [学会発表] 中学校における10分間読みの効果-読解力と動機づけの観点から2008

    • 著者名/発表者名
      松井 孝彦
    • 学会等名
      中部地区英語教育学会
    • 発表場所
      清泉女学院大学(長野)
    • 年月日
      2008-06-28

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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