研究課題
基盤研究(C)
本研究プロジェクトでは、専門科目の教員と英語教員が連携し、知的財産分野における専門英語教育の教授法および教材開発のための各種研究を行った。具体的には、(1) Can-Do リストの策定:知的財産にかかわる職場で実際にどのような英語の能力が求められているのかを、アンケート調査を通じて明らかにし、学習項目として整理した上で、到達度別Can-Do List を策定した。(2) ジャンル分析に基づくコーパス研究:英文特許明細書をもとにジャンル・コーパスを作成し、その言語的特徴を明らかにするための検索プログラムを開発した。また判例レヴューや特許明細書などのジャンル・テキストを談話分析および英語教育学の観点から分析した。さらに、知的財産分野の基本的な解説書(英文)を電子テキスト化し、知的財産分野に特化した語彙のパイロット調査を行った。(3) フィールド調査による素材収集と教材開発: ワシントン大学ロースクールおよび米国特許事務所、米国特許商標局に赴き、アカデミックな側面とプロフェッショナルな側面の両面から、知的財産分野で用いられている英語のリソースを収集した。なお収集した映像資料・音声資料・文字資料を、それぞれ教材として利用すべく、編集した。(4)「知的財産英語」のカリキュラム開発: 大阪工業大学知的財産学部で開講している、「知的財産英語(基礎・応用)」に本研究プロジェクトの成果を反映させるべく、カリキュラムの開発を進めている。(継続)
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自然言語処理 16, 2
ページ: 45-58
JACET 関西紀要 11
ページ: 1-13
時事英語学研究 46
ページ: 1-15
大阪工業大学紀要(人文社会編) 51, 2
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http://www.oit.ac.jp/ip/