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2008 年度 実績報告書

アジアの英語教育におけるリーダーシップ:アジアに適した教材の開発と教員養成

研究課題

研究課題/領域番号 19520534
研究機関関西国際大学

研究代表者

GERALD Willimas  関西国際大学, 教育学部, 准教授 (30341035)

研究分担者 JONATHAN Aliponga  関西国際大学, 教育学部, 准教授 (50388873)
佐々木 緑  関西国際大学, 教育学部, 准教授 (20310766)
キーワード英語教育 / アジア / 教員相互サポート・評価 / COLT / 教材開発
研究概要

本研究の本年度の目的は以下の2つであった。
1.アジアの英語教材の見直し:教育現場・目標に適した英語教材の作成・選択・評価能力を持つ教員の養成
2.教員間相互サポートネットワークの構築
教材の見直しについては、研究時間および研究費不足の理由で、十分に実施することができなかった。そのため、自己評価能力を持つ教員の養成に主眼をおき、研究を遂行した。日本、ベトナム、タイの教員の英語教育の現状とその問題点を、授業観察と教員へのインタビューの形で実施した結果、それぞれの国で抱えている問題は異なるものの、次のような共通の問題点があることが分かった。1)授業準備や振り返りによる自己分析、自己評価をする時間が十分確保できない場合が多い。2)教員は自らの教育力を向上させたいという強い意志を持っているものの、時間、費用的な制限があり、十分な研修をうけることができない環境である。3)その結果、有効的な授業改善法を見いだすことができず、必ずしも学習者の文化に即さない輸入した英語教材や文法・訳読式の教科書を使用し、教科書の指示のまま授業をしている教員が多い。このような現状で、コミュニカティブアプローチを用いた効果的な授業ができるようになるために各教員が自らの授業を分析し、問題点を発見、解決していくためのツールを考案した。日本、ベトナム、タイでの授業観察およびインタビュー、またベトナムでの英語教育セミナーで、参加者の意見をまとめ、時間をかけずに効果的に自分の授業を振り返るツールとして、各国の教員に利用してもらい、フィードバックを基に改訂していく。また、このツールの活用と合わせて、外国語学習のために必要なスキルをスピーキング、リスニング、リーディング、ライティング、語彙学習などの分野に分けて、整理した授業計画支援のためのツールの作成も始めた。インターネット上で公開し、教員能力養成のための教員がお互いに情報交換をするネットワークを構築することを目指す。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Asian based teacher development2009

    • 著者名/発表者名
      Hector Luk, Gerald Williams, Jonathan Aliponga, Midori Sasaki, Keiko Yoshida
    • 雑誌名

      JALT 2008 International Conference Proceedings

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Materials and teacher development in Asian context2008

    • 著者名/発表者名
      Jonathan Aliponga, Hector Luk Gerald Williams, Keiko Yoshida
    • 雑誌名

      JALT 2007 International Conference Proceedings 1

      ページ: 1233-1240

    • 査読あり
  • [学会発表] Asian based teacher development2008

    • 著者名/発表者名
      Gerald Williams, Jonathan Aliponga, Hector Luk, Keiko Yoshida, Midori Sasaki
    • 学会等名
      JALT(The Japan Association for Language Teaching
    • 発表場所
      国立オリンピック会議場
    • 年月日
      2008-11-02

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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