研究概要 |
(1)アジアの英語授業内活動の見直し:教育現場・目標に適した活動の作成・選択・評価能力を持つ教員の養成 日本、ベトナム、タイの教員が使用している教材および授業活動の実施状況を観察・調査する。次に、教員へのインタビューも行い、活動・教材についての意見を聞く。そこから、自国文化圏で英語を使用した場面を豊富に含み、教員にとっても使用し易く、教育目的・目標に適した活動を、選択・評価できる力を持てるよう教員を養成する。その成果は広く一般にも伝わるよう、workshop等でも活動の評価法等を公開する。 (2)教員間相互サポートネットワークの構築 学内・地域内の教員がお互いの授業を相互に観察し、評価し合う積極的なネットワークをアジア諸国において構築する。しかし、お互いを評価するには正当な根拠・基準が必要である。そこでthe Communicative Orientation Language Teaching(COLT;(Spada and Frohlich,1995))という授業観察法等を参考に授業の観察を行う。本研究独自の評価基準も作成し、教員がそれらの基準に従って自分自身や、仲間の教員の授業を観察・評価する方法を学び、日常的な自己評価の習慣や授業改善への意識向上につながることを目標としている。本研究メンバーが実際の指導力のためのワークショップをアジアの国々で行っていく。
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