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2008 年度 実績報告書

視線解析に基づく英語プレゼンテーション能力評価システムの改善

研究課題

研究課題/領域番号 19520541
研究機関神戸市立工業高等専門学校

研究代表者

西山 正秋  神戸市立工業高等専門学校, 一般科, 教授 (00149949)

キーワード視線解析 / プレゼンテーション / 評価
研究概要

英語プレゼンテーション時のノンバーバルの情報を、ジャッジや聴衆はどのように受け取り評価するのであろうか。発表者の視線(アイコンタクト)を測定し、客観的なデータとして用いてこの問いに答えることが、本研究の大きな目的である。平成20年度は、前年度の研究を継続・発展させた。
1. ビデオ映像からの視線解析
(1)「神戸高専英語プレゼンテーションコンテスト」のビデオ映像を、運動解析ソフトを用いて分析した。その結果、発表者のアイコンタクトは、目と鼻のXY座標値を用いることによって、非常に良く検出できることが分かった。また、ビデオカメラと発表用パソコンの位置を工夫することによって、検出しやすくなることも確認できた。
(2)「全国高等専門学校英語プレゼンテーションコンテスト」の上位入賞者2名の視線の動きを、運動解析ソフトで追尾・分析した。その結果、優秀な発表者の視線移動は、主として左右方向の顔の動きとして捉えられることが分かった。また、波形のフーリエ解析によって、発表者の視線パターンの特徴が明らかになった。
2. ジャッジペーパーの相関分析
「神戸高専プレゼンテーションコンテスト」の予選と本選におけるジャッジ表の評価項目を、相関係数をもとに分析した。その結果、とくに相関の高かった'Attractiveness'と'Slideなどについて、項目の統合・分割などの再検討が必要であることが分かった。
3. 研究のまとめ
二年間の研究によって、プレゼンテーション発表者の視線行動分析のための機材・ソフト・方法が明らかになった。今後、多くの発表者のビデオ画像分析を行えば、よりよい発表とジャッジのあり方のために応用できる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 英語プレゼンテーション・スピーチコンテスト発表者のアイコンタクト解析2009

    • 著者名/発表者名
      西山正秋
    • 雑誌名

      神戸市立工業高等専門学校研究紀要 第47号

      ページ: 133-136

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 英語プレゼンテーションコンテストにおける主観的評価の客観化について2009

    • 著者名/発表者名
      西山正秋
    • 雑誌名

      全国高等専門学校英語教育学会研究論集 第28号

      ページ: 115-124

    • 査読あり
  • [学会発表] 英語プレゼンテーションコンテスト発表者のアイコンタクト-座標データに基づく分析2008

    • 著者名/発表者名
      西山正秋
    • 学会等名
      全国高等専門学校英語教育学会
    • 発表場所
      国立オリンピック記念青少年総合センター
    • 年月日
      2008-09-21
  • [学会発表] スピーチコンテスト入賞者のアイコンタクト解析2008

    • 著者名/発表者名
      西山正秋
    • 学会等名
      全国英語教育学会
    • 発表場所
      昭和女子大学
    • 年月日
      2008-08-10

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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