研究課題
共同研究二年目の二〇〇八年度は以下の研究会およびシンポジウムを同志社大学において開催し、「伝統の創造」、「教育」、「官僚制」などの重要論点を中心に「植民地近代」について共同討議を行い、新たな研究パラダイムの可能性を探った。(1) 水谷智「植民地主義と<伝統>の創造:英領インドにおける「寡婦殉死」をめぐる言説」(2008年4月12日)(2) 三原芳秋「T.S.エリオット「伝統」論の帝国日本/植民地朝鮮における変容」(2008年4月12日)(3) 三ツ井崇「植民地期朝鮮のハングル運動の展開とその性格」(2008年4月13日)(4) 水谷智「イギリス帝国における官僚制と植民地支配:インドの事例を中心に」(2008年7月5日)(5) 岡本真希子「帝国日本における官僚制と植民地支配-朝鮮・台湾を事例として」(2008年7月5日)(6) 松久玲子「メキシコ革命期におけるフェミニズム運動と近代化思想としての優生学」(2008年4月12日)(7) 脇村孝平「『帝国医療』と『国際保健』の間-国際衛生会議と国際連盟保健機構」(2008年9月19日)(8) 愼蒼健「植民地朝鮮における伝統医学の再編成」(2008年9月19日)(9) 板垣竜太・水谷智「朝鮮史における<植民地近代性>論の可能性と限界:サバルタン研究をめぐる論争も参照しながら」(2008年9月20日)(10) 藤井たけし「ポストコロニアル民族主義とその運命:日帝と米帝のはざまで」(2008年10月28日)(11) 洪宗郁「解放前後における主体形成の企て-朝鮮社会主義者の「転向」を中心に-」(2008年11月1日)(12) セバスチャン・コンラッド「比較の視座から問うドイツ植民地主義」(2008年11月2日)(13) 呉成哲「争訴地帯としての植民地教育-朝鮮人と普通学校」(2009年1月17日)(14) 陳培豊「東アジアの「同文」構造及び植民地統治下台湾の「同化」教育--「類似」と「差異」の観点から見た国語、文盲、漢文、階級--」(2009年1月17日)(15) 杉山佳子「フランス保護領チュニジアにおける学校-言語・宗教・地域社会」(2009年1月18日)
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件) 図書 (8件)
歴史学研究 849号
ページ: 55-58
アジア民衆史研究 13
ページ: 55-78
Le Banquet no. 25 (aout-septembre)
ページ: 101-108
言語文化<同志社大学言語文化学会> 11-1
ページ: 55-83
佛教大学総合研究所紀要別冊
ページ: 275-294