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2008 年度 実績報告書

日本古代の駅伝制と官道の研究-駅制研究支援データベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19520550
研究機関北海道教育大学

研究代表者

中村 太一  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (50333654)

キーワード交通史 / 歴史地理学 / 考古学 / データベース / 古代駅伝馬制度 / 条坊制 / 条里制
研究概要

1) 基礎研究
(1) 「駅伝制と令制国制の形成過程とその連関性」に関する研究。令制国制成立の前提として、国司=クニノミコトモチの交通に伝馬制が不可欠の要素となっていること、令制国堺や国府の位置は計画道路などの交通路を基準に設定されたことなどから、駅伝制と令制国制の形成過程に関する連関性を研究した。
(2) 「伝馬路・伝路の復原方法」に関する研究。風土記によって駅路以外の交通路の概要が分かる出雲国を事例に、伝馬路・伝路の復原方法の検討を実施。20年度は、江戸期の国絵図を基に近世の交通路を復原し、それと風土記の記載を比較する作業に着手。まだ全体の1/3程度しか完成していないが、古代の交通路の状況が近世道路のあり方から理解できる事例などを検出している。
2) 応用研究
(1) 衛星観測データを用いた交通路復原の試み。20年度は、中国隋唐代の大運河について痕跡を検出することができた。
(2) 駅家・駅路研究文献データベースに用いるテキストデータを作成した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 遣唐使の道-大運河を中心に-2009

    • 著者名/発表者名
      中村太一
    • 雑誌名

      専修大学東アジア世界史研究センター年報 第2号

      ページ: 21-40

  • [学会発表] 駅伝制と令制国制-形成とその連関-2008

    • 著者名/発表者名
      中村太一
    • 学会等名
      島根県古代文化センター「出雲国の形成と国府成立の研究」第4回共同検討会
    • 年月日
      2008-08-26

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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