研究課題/領域番号 |
19520557
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
金子 拓 東京大学, 史料編纂所, 助教 (10302655)
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研究分担者 |
黒嶋 敏 東京大学, 史料編纂所, 助教 (90323659)
堀 新 共立女子大学, 文芸学部, 准教授 (80296524)
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キーワード | 日本中世史 / 織豊期 / 織田信長 / 史料学 / 信長記 |
研究概要 |
本研究は織田信長の側近太田牛一が著述した『信長記』の諸本の史料学的研究を目的とし、19年度は国内各所蔵機関・所蔵者に伝来している主要な『信長記』を調査して、マイクロフィルムによる撮影および紙焼写真の購入を進めた。 調査収集した諸本および関連史料は、(1)柏原織田家旧蔵本(丹波市教育委員会所蔵)、(2)太田直憲氏所蔵本(大阪歴史博物館寄託)、(3)藤井良史氏所蔵本(富山県公文書館寄託)、(4)木田玲子氏所蔵本、(5)東京国立博物館所蔵本、(6)東京在住個人蔵本、(7)織田澄子氏所蔵本である。また、前田育徳会尊経閣文庫所蔵『安土日記』などの紙焼写真を購入した。その他東北大学附属図書館所蔵本の調査を行なった。存在は知られていたものの従来の研究で十分検討がなされてこなかった本((1)〜(6))の研究基盤を整え、未紹介の写本((7))とその関連史料の存在を確認できたことが大きな成果である。
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