研究課題
基盤研究(C)
従来、堤外地(堤防と堤防に挟まれた地)政策という観点から近世の治水政策について検討されることは、ほとんどなかった。本研究は、摂津・河内両国における幕府の治水政策を、特に堤外地政策という側面から検討したものである。検討の結果、治水上の観点から、貞享期(17世紀末)に強化された流作の禁止を初めとする堤外地政策は、ほどなく新田開発志向の動向と抵触するようになり、それに続く元禄・宝永期には後退を余儀なくされたことが明らかとなった。
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大阪大学大学院文学研究科紀要 第50巻
ページ: 1-28
歴史科学 第192号
ページ: 1-14
枚方市史年報 第11号