鎌倉幕府の平和政策に関する研究

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19520578
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 日本史
• 研究機関: 日本大学 (2008-2010); 東京都立大学 (2007)
• 研究代表者: 川合 康 日本大学, 経済学部, 教授 (40195037)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2010
• キーワード: 治承・寿永の内乱 / 鎌倉幕府 / 源平合戦 / 吾妻鏡 / 平家物語 / 戦争、 / 平和 / 和平

研究概要

本研究は、治承・寿永内乱期の戦争のなかで形成された鎌倉幕府権力が、いかなる政策や行事の遂行によって平和状態を実現していったのかについて、考察を行ったものである。I「敵方武士の赦免の問題」、II「敵方張本の遺族の保護の問題」、III「味方の戦死者遺族と負傷者の保護の問題」、IV「村落の勧農、復興政策」、V「敵・味方を問わない鎮魂・供養」の5つの側面から史料を収集し、成立期幕府の新しい政策基調を明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 鎌倉幕府・戦争・『平家物語』 (2011)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 雑誌名: 宮城歴史科学研究 68・69合併号 ページ: 1-15
• [雑誌論文] 鎌倉街道上道と東国武士団 (2010)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 雑誌名: 府中市郷土の森博物館紀要 23号 ページ: 19-33
  • 査読あり
• [学会発表] 治承・寿永内乱期の和平をめぐって (2010)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 学会等名: 2010年度中世史研究会大会
  • 発表場所: 名古屋大学文学部(愛知県)
  • 年月日: 2010-09-05
• [学会発表] 鎌倉幕府成立期の和平と平和 (2010)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 学会等名: 第11回中世政治史研究会
  • 発表場所: 日本大学経済学部(東京都)
  • 年月日: 2010-08-21
• [学会発表] 鎌倉幕府・戦争・『平家物語』 (2009)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 学会等名: 宮城歴史科学研究会第12回歴史学入門講座
  • 発表場所: 仙台市戦災復興記念館(宮城県)
  • 年月日: 2009-05-10
• [図書] 伊賀市史(第1巻 通史編 古代・中世) (2011)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 総ページ数: 334-354, 358-386
  • 出版者: 伊賀市
• [図書] 日本中世の歴史(源平の内乱と公武政権) (2009)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 総ページ数: 322
  • 出版者: 吉川弘文館
• [図書] 歴史と古典(平家物語を読む) (2009)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 総ページ数: 1-30, 137-156
  • 出版者: 吉川弘文館
• [図書] 古文書の諸相 (2008)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 総ページ数: 99-114
  • 出版者: 慶應義塾大学文学部(慶應義塾大学出版会)
• [図書] 加西市史(第1巻 本編1 考古・古代・中世) (2008)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 総ページ数: 348-369
  • 出版者: 加西市
• [図書] 歴史のなかの移動とネットワーク (2007)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 総ページ数: 41-81
  • 出版者: 桜井書店
• [図書] 中世武家系図の史料論(上巻) (2007)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 総ページ数: 33-64
  • 出版者: 高志書院
• [図書] 地域社会からみた「源平合戦」(福原京と生田森・一の谷合戦) (2007)
  • 著者名/発表者名: 川合康
  • 総ページ数: 13-67
  • 出版者: 岩田書院