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2009 年度 実績報告書

貴族院多額納税者議員の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520579
研究機関青山学院大学

研究代表者

小林 和幸  青山学院大学, 文学部, 教授 (00211904)

キーワード日本史 / 近代史 / 政治学 / 帝国議会 / 貴族院
研究概要

本年度の研究は、昨年度までに引き続き、貴族院多額納税者議員の政治活動の実態解明のため、多額納税者議員関係史料の所在調査・収集を行い、併せて史料分析を、以下の通り進めた。
まず、多額納税者議員「鎌田勝太郎関係文書」の調査を継続して行った。本年度から、史料所蔵先である香川県坂出市の鎌田共済会郷土博物館の協力を得て、未整理であった本史料の全体について史料整理を開始することとなった。本関係文書には、多額納税者議員の貴族院内政治会派に関する史料、請願関係史料などがあり、史料整理を行うことによって本研究の進展を見込むことが出来る。また、貴族院子爵議員として活躍した谷干城の関係史料の分析を行ったが、貴族院内会派の「懇話会」「土曜会」などを通じての多額納税者議員との政治的連携を確認することが出来た。その主要な点については、本年度に行った「谷元臣氏所蔵「谷干城関係文書」小展示会・シンポジウム」において、口頭発表した。なお、「谷干城関係文書」の史料整理を終了し、史料所有者の了解のもと国立国会図書館へ寄託手続きを進めると共に、国会図書館に於いて史料整理目録作成に関する講演を行う機会を得た。
また、昨年度から引き続き、国立国会図書館憲政資料室所蔵未刊文書の調査、同法令議会資料室の議会関係史料の調査を行った。
以上、本年度の研究は、概ね計画通りに進行した。特に多額納税議員か「鎌田勝太郎関係文書」の史料整理を開始することが出来たことは、本研究の大きな成果につながると考えられる。次年度は、「鎌田勝太郎関係文書」につき、引き続き史料整理を続ける予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 一研究者から見た日本近代史史料の収集と整理について-史料目録の新しいかたちを考える-2009

    • 著者名/発表者名
      小林和幸
    • 学会等名
      政治史料連絡会議
    • 発表場所
      国立国会図書館
    • 年月日
      2009-09-03
  • [学会発表] 谷干城と近代日本-「谷干城関係文書」を通じて-2009

    • 著者名/発表者名
      小林和幸
    • 学会等名
      谷元臣氏所蔵「谷干城関係文書」小展示会・シンポジウム
    • 発表場所
      青山学院大学
    • 年月日
      2009-04-18

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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