研究課題
基盤研究(C)
7~11世紀における天皇権威の形成・変容を、東アジア世界との交流を視野に位置づけた。天皇の祖先祭祀は、大陸で祖先を祀る宗廟祭祀等の影響を受け、7世紀後半にアマテラスへの祭祀や山陵の創出として本格的に形成される。その後、香椎廟や八幡神等の祖先神の分出や、伊勢神宮と山陵の並立などの現象がみられた。10世紀末には、山陵の宗廟としての機能は衰退し、その後に、伊勢神宮と八幡宮が宗廟を名乗る。また、東大寺大仏も天皇権威の分身であり、その変化は上記変遷と関わる点を明らかにした。
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日本史研究 569号
ページ: 1月24日
史林 第91巻1号
ページ: 67-100