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2008 年度 実績報告書

中近世における名主座の分布領域とその外縁地域の宮座に関する村落類型論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520589
研究機関山形県立米沢女子短期大学

研究代表者

薗部 寿樹  山形県立米沢女子短期大学, 日本史学科, 教授 (10202144)

キーワード名主座 / 村落内身分 / 分布領域 / 村落類型論 / 宮座 / 中世村落 / 近世村落
研究概要

本年度は、以下のような現地調査をおこなった。
1. 4月18日〜4月21日 愛知県東栄町の本郷大森諏訪南宮神社・本郷別所熊野神社など
2. 5月30日〜6月2日 山口県岩国市の広瀬八幡宮・府谷八幡宮、下関市豊北町の阿川八幡宮など
3. 6月20日〜6月24日 福岡県田川郡香春町の鶴岡八幡神社・田川市の弓削田春日神社・金国大祖神社・田川郡鞍手町の長谷観音・うきは市山北・賀茂神社など
4. 7月30日〜8月1日 徳島県吉野川市山川町の川田八幡神社・瀬詰八幡神社、三好市三野町太刀野山の出羽神社など
これらの調査により、1では本郷大森諏訪南宮神社の下田六名・本郷別所熊野神社の本郷六名、2では広瀬八幡宮・府谷八幡宮・阿川八幡宮、3では鶴岡八幡神社・弓削田春日神社・金国大祖神社・長谷観音・賀茂神社、4では川田八幡神社・瀬詰八幡神社・出羽神社の名主座をそれぞれ検出することができた。
特に1で名主座が検出できたことは、従来、全く看過されてきた東日本における名主座の事例として、たいへん貴重なものである。
以上のうち、本年度は、1などの調査結果をもとに「中部・北陸地方の名主座について」、2の調査結果をもとに「山口県における名主座について」、4の調査結果をもとに「徳島県・高知県の名主座と名集落について」、合計3本の研究報告を作成することができた。
また2の調査結果は、これ以外の福岡県内の調査結果とあわせて、「福岡県における名主座について」として、平成21年度中に公表する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 徳島県・高知県の名主座と名集落について2009

    • 著者名/発表者名
      薗部寿樹
    • 雑誌名

      山形県立米沢女子短期大学附属生活文化研究所報告 36号

      ページ: 51-61

  • [雑誌論文] 中部・北陸地方の名主座について2008

    • 著者名/発表者名
      薗部寿樹
    • 雑誌名

      米沢史学 24号

      ページ: 113-143

  • [雑誌論文] 山口県における名主座について2008

    • 著者名/発表者名
      薗部寿樹
    • 雑誌名

      米沢史学 24号

      ページ: 62-68

  • [学会発表] 中部・北陸地方の名主座について2008

    • 著者名/発表者名
      薗部寿樹
    • 学会等名
      日本中世史研究会
    • 発表場所
      大正大学文学部
    • 年月日
      2008-06-07

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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