本年度は、まず昨年度に行った日本道教学会第58回大会での発表「近世琉球社会における真言宗寺院と占いについて」を、同学会発行の学術雑誌『東方宗教』に投稿、公刊した。 さらに、平成20年6月22日には立正大学史学会大会において「近世琉球社会における臨済宗寺院と葬礼・追善仏事」と題した発表を行い、同学会発行の学術雑誌『立正史学』に投稿した。 さらに、同論文執筆中、台湾大学が所蔵する未活字の『親見世日記』の調査、鹿児島大学が所蔵する『新納家家譜』などの調査を行い、その成果の一部を論文中で発表した。 また、上記研究と並行して行った伊平屋島調査では、伊平屋島の古文書情報、骨壺・位牌等についての情報収集を行った。
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