研究課題
基盤研究(C)
前近代、王府が公認した寺院は、政治的・経済的支援を付与されたが、他方で、そのような支援が受けられない寺院も那覇を中心に多数存在した。このような私的な寺院は、何かしらの社会的機能を有さなければ、経済的に存続しえなかったはずであるのだが、かかる視点に立った研究は皆無である。本研究では、首里王府外周辺地域(久米島・沖縄本島北部の名護と今帰仁・慶良間諸島・渡名喜島・粟国島)の地方役人層と真言宗寺院の私寺との関係を明らかにし、それらの寺院が在地社会に果たした役割を解明したいと考える。
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久米島自然文化センター紀要 10号
ページ: 1-19
立正史学 105号
ページ: 23-39
東方宗教 112号
ページ: 45-63