トルコ共和国がEUに加盟申請をするにあたって大きな問題とされた「トルコはヨーロッパなのか」という疑問に対して、オスマン帝国時代からヨーロッパの一員であり、トルコ共和国成立気にさまざまな部門において西欧社会の制度や文化を導入してきたことを歴史的に明らかとした。また、トルコ共和国のEU加盟が進まないのは、ギリシアとの関係とキプロス問題であると指摘した。このキプロス問題に関連して、同じような条件におかれていたマルタ共和国についての検討を加え、加盟・未加盟のEU周辺国の問題が山積していることを明らかとした。
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