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2008 年度 研究成果報告書

古代ローマの養子制と貴族家門

研究課題

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研究課題/領域番号 19520617
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 西洋史
研究機関岩手大学

研究代表者

安井 もゆる  岩手大学, 教育学部, 准教授 (70241502)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
キーワード西洋史 / 古代ローマ史
研究概要

本研究の目的は、古代ローマの養子制の分析を通じ、ローマ貴族家門の「家」意識のあり方を考察しようというものである。研究の結果、共和政末期以降、貴族家門を含む上層身分全体において、通常の養子縁組が後退し、「遺言による養子縁組」の形態が支配的となることが明らかとなった。「遺言による養子縁組」とは、正式の養子縁組ではなく、名前の継承を条件とする相続に他ならない。このことは、ローマにおいて全体として男系を通じた家門の継承意識が弱まっていったことを示す。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 古代ローマの「名乗りの条件」の相続について-その歴史的展開の様相-2009

    • 著者名/発表者名
      安井萠
    • 雑誌名

      史学雑誌 118編, 8号(掲載予定)

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

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