研究課題
基盤研究(C)
本研究は19世紀アメリカ合衆国の黒人選挙権問題を白人性研究の成果を取り込みつつ考察することによって、アメリカ民主主義に内在する人種性の起源を解明しようしたものである。具体的には南北戦争以前期の自由州における黒人選挙権の剥奪現象を同時期の白人選挙権問題と関連させて考察することにより、この現象が選挙権を自立性の指標とみなし、この権利を「白人」の特権たらしめんとした民衆の人種意識の表出したものであったことを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)
ヨーロッパ文化史研究 第11号
ページ: 1-31
国際文化研究科論集 第17号
ページ: 1-14