研究課題
基盤研究(C)
ソヴィエト知識人や市民が残した日記、手紙、回想録を資料に用いた本研究は、大きくは、二つの成果を上げた。1)後に歴史家となったE・N・オシャーニナとA・G・マニコフが1930年代に執筆した日記や手紙の分析を通じて、彼らの知識人アイデンティティやスターリン体制への態度等を解明した。2)4人の知識人・市民が1970年代以降に執筆した回想録を分析することで、当時ソヴィエト社会に自分史を書く営みが一定の広まりを見ていたこと、家族や友人関係等の親密圏への傾斜が顕著となっていたことを明らかにした。
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ロシア史研究 第87号
ページ: 23-39
ロシア史研究 第86号
ページ: 4-13