研究課題
基盤研究(C)
本研究は、19世紀末~20世紀中葉のカナダ社会における優生思想と精神衛生運動の展開について、カナダ精神衛生全国会議やカナダ優生学協会などの活動を中心に考察し、これらの組織が移民政策改革や断種法制定を要求していく過程を分析した。本考察を通して、当時、「精神薄弱」など精神を患った人びとが、「健常」と「狂気」の中間に位置するとみなされ、とりわけイギリス系など「白人」主流派からは「純潔で白い」カナダ社会を脅かす存在として危険視されていたことを明らかにした。
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人文学科論集(鹿児島大学法文学部) 72号(掲載予定)
人文学科論集(鹿児島大学法文学部) 71号
ページ: 89-104
カナダ研究年報 29号
ページ: 1-16
人文学科論集(鹿児島大学法文学部) 70号
ページ: 79-100
Canadian Historical Review Vol.90,No.2
ページ: 366-368
地域政策科学研究 6号
ページ: 41-66
鹿大史学 56号
ページ: 1-19
Journal of American and Canadian Studies No.25
ページ: 49-73
歴史学研究 837号
ページ: 57-60
西洋史学論集 45号
ページ: 79-94