研究課題
基盤研究(C)
ヨーロッパ・ペスト史の研究は、中世の黒死病(1347-51年)と19世紀末のペスト菌の発見に集中した。中世にペストは神罰と見られた。ペスト菌の発見に至る道程は、ペスト観が脱魔術化する歴史であった。この過程を明らかにするために、近世のペスト文書を検討した。三つの宗派(カトリック、ルター派、カルヴァン派)の神学、医学、行政に関わるペスト文書の比較考察から、三宗派それぞれがペスト観の脱魔術化に果たした役割を明らかにした。
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人文学論集(大阪府立大学人文学会) 28巻
ページ: 1-26
人間科学:大阪府立大学紀要 5巻
ページ: 123-135
史林 91巻
ページ: 762-769
知と学びのヨーロッパ史-人文学・人文主義の歴史的展開-(南川高志編, ミネルヴァ書房)
ページ: 167-192