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2008 年度 実績報告書

17世紀イングランドにおける「宗教的寛容」・「不寛容」の思想と実践の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520643
研究機関国際基督教大学

研究代表者

那須 敬  国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (40338281)

キーワード近世史 / 宗教史 / イギリス / 文化史
研究概要

今年度前半はイギリスにおける史料調査を集中して行った。1640年代の「寛容論争」に加え、これに接続する外交・政治文書にも調査の範囲を広げた。具体的には1640年代のイングランド対スコットランド外交問題、共和制期における長老派と議会の対立問題、および亡命中の国王との共謀のため処刑されたクリストファー・ラヴに関する研究を行った。調査はロンドンのNational Archives、British Library、Parliamentary Archives、Dr Williams Libraryの他、オクスフォード大学Bodleian Libraryを多く利用した。またエディンバラのNational Archives of Scotlandほかイギリス各地の文書館でも調査を行い、Lincolnshire Archive、Leeds University Library等からは複写史料を取り寄せた。House of Commons Parliamentary Papersなどの新しい史料データベースも活用した。
またロンドン大学ジャスティン・チャンピオン教授、ヨーク大学マーク・ジェナー教授らとの研究討議・意見交換を行った。
研究成果の中間報告として12月に研究発表を行った。11月に行われた「異宗派の受容と排除」についての公開シンポジウムでは、コメンテータとして本課題の研究成果を紹介した。また8月には、本課題に関わる研究方法や理論的問題についての論文が『史学雑誌』に発表された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 言語論的転回と近世イングランド・ピューリタン史研究2009

    • 著者名/発表者名
      那須敬
    • 雑誌名

      史学雑誌 117編7号

      ページ: 83-96

    • 査読あり
  • [学会発表] ある長老派牧師の殉教と予言 : クリストファー・ラヴの処刑(1651年)をめぐって2008

    • 著者名/発表者名
      那須敬
    • 学会等名
      イギリス革命史研究会
    • 発表場所
      明治学院大学
    • 年月日
      2008-12-06
  • [学会発表] コメント「信仰における他者 : 異宗教・異宗派の受容と排除の比較史論」2008

    • 著者名/発表者名
      那須敬
    • 学会等名
      史学会 第106回大会 公開シンポジウム
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2008-11-08

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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