研究概要 |
1.英文件を中心に、観光地の再構築に関する文献研究と課題整理を行った。 2.分析事例として日本飛田高山市、ドイツでバルト海海岸ウーゼドム島を確定した。 3.国内調査(1):高山市と飛騨地域では観光に関わる行政機関から観光政策の方針について資料収集と聞き取り調査を実施した。また、コミュニティー組織、地域内の観光産業と産業団体について資料調査を行った。 国内調査(2):山形県における最上川世界遺産登録に向けた広域観光地域の形成に関する聞き取り調査と資料収集を行った。 4.ドイツにおける観光空間の再構築に関する調査(1):バルト海ウーゼドム島の観光現状調査のため、グライフスワルト大学数学自然科学学部Rulle,Monika教授の協力を得て、資料収集・聞き取り調査を行った。 (2)黒い森南部自然公園について準備調査を行った。 調査の結果、観光地の再構築を目指した政策のなかで、観光地の広域化、新しい客層の確保、新しい観光活動の提供、観光資源・観光施設・観光サービスの評価システムの創製と導入が重要であることが確認された。 来年度はこの4つのテーマに絞り、調査を進める予定である。
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