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2008 年度 実績報告書

開発と実践-筑波山山麓地域における地域づくり過程のアクター分析と政策的提言

研究課題

研究課題/領域番号 19520692
研究機関筑波大学

研究代表者

前川 啓治  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (80241751)

キーワード開発研究 / 実践 / 地域づくり / アクター
研究概要

開発論および地域おこしの文献、筑波山麓地域の自然、歴史、文化、行政プロジェクトに関する資料のデータベースの更新を行った。
筑波山麓地域という空間をノーマン・ロングのいうソーシャル・フィールド(社会的な場)と捉えた場合、小田、北條、筑波、臼井、神郡、平沢など各地区は、その下位空間を構成するドメイン(空間領域)とされるが、実際にはソーシャル・フィールドとドメインは単純な階層構造ではないたφ、行政が設定する筑波山麓地域(旧筑波村)と各地区との関係性を見極めることが重要となる。
平成20年度は、平沢地区を集中調査し、その地区の視点から捉えた筑波山麓地域像を明らかにすることに努めた。また、地域おこしのリーダーなどのキー・パーソンにインタビューを試み、アクターとしての総合的把握とそれらアクター間の関係性を明らかにすることを試みた。
具体的には、大学および大学院での「野外調査法」の実習を通じて、学生主体による山麓地域の聞き取り調査を指導・実施し、さまざまなインフォーマントへの聞き取り調査の報告を整理した。生態や伝承、生業、社会構造や世界観、個人の生活史、行政の関わり方などの全般的な調査のほか、生成しつつある地域おこしの運動に対する意識調査を実施した。
そうした調査研究の成果として、成城大学民俗学研究所グローカル研究センター主催公開シンポジウム『グローカル研究の可能性』において、グローカルな地域づくりの事例として、筑波山山麓地域を鳥取県や大分県の事例と比較し、これまでの経緯と今後の展開などについて報告した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2007

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] グローバルとローカルの二元論を超えて2009

    • 著者名/発表者名
      前川啓治
    • 学会等名
      成城大学民俗学研究所グローカル研究センター主催公開シンポジウム
    • 発表場所
      成城大学民俗学研究所
    • 年月日
      2009-03-09
  • [図書] 『文化人類学事典』15章「開く・援ける」2007

    • 著者名/発表者名
      前川啓治
    • 総ページ数
      612-617
    • 出版者
      丸善

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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