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2008 年度 実績報告書

沖縄の動物供犠をめぐる民俗学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520704
研究機関琉球大学

研究代表者

辻 雄二  琉球大学, 教育学部, 教授 (20272122)

キーワード動物供犠 / 祭祀儀礼
研究概要

糸満市喜屋武、知念村志喜屋、うるま市与那城屋慶名、名護市屋部の四地点について、民俗誌的記述の完成に向けて、今回予備的調査及び一部先島地域での悉皆調査をおこなった。その結果宮古地域の伊良部島佐良浜では、新たな動物供犠祭祀について理解を深めることができた。また、八重山地域の石垣市川平におけるインテンシィブ調査では、境界祭祀に動物供犠を伴うこと、そして御嶽信仰とも深い関わりをもつ事例を突き止めることができた。いずれも現在報告書の執筆を進めているところであるが、周辺地域との関わりについての調査が不十分であることから、報告書の完成にむけて補足調査の必要性が生じており、現在も継続調査にあたっているところである。尚、糸満市喜屋武及び知念村志喜屋については、すでに執筆を終えており、平成20年11月に言語文化研究会において発表をおこなった。また、動物供犠関連資料のデーターベース化は、沖縄本島のデータを入力したものの、その汎用に向けてのシステム化については完成することができず、当面紙媒体を通じて発表していくことにし、同時に沖縄本島周辺離島、先島から与那国島、そして奄美地方に至る地域の資料を収集・入力は今後継続しておこなう予定である。
特に資料収集に関しては、琉球大学附属中央図書館、沖縄国際大学図書館、沖縄県立図書館、沖縄県立博物館所蔵の図書資料については既に完了し、南西諸島地域の21の自治体図書館および教育委員会発行の関係資料の収集をおこない、随時データー入力をおこなうことができた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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