研究課題/領域番号 |
19530015
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
高橋 真貴子 (林 真貴子) 近畿大学, 法学部, 准教授 (70294006)
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研究分担者 |
菅原 郁夫 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90162859)
田中 亜紀子 三重大学, 人文学部, 准教授 (90437096)
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キーワード | 司法統計 / 民事訴訟 / 司法制度史 / 大正15年民事訴訟法改正 |
研究概要 |
平成19年度は本研究で対象とする大正期と昭和戦前期の民事司法統計のデータ入力作業に従事し、さらにマイクロフィルムにデータのない昭和16年から26年までの司法統計データの調査・収集を行った。 データ化作業については、『司法省年報』(マイクロフィルム版)の民事司法統計年報全38巻(日本図書センター刊行、1990年利行)を使用して、大正元年から昭和15年までの民事司法統計につき、データ入力と一回目の校正作業とを終了した。統計採用項目は主として、訴訟件数(新受、旧受、総数)、終局区分、審理期間、訴額、訴訟種類別終局区分、訴訟種類小項日総数、訴訟利害関係人、非訟事件数(地裁および区裁)、地裁における準備手続(昭和5年以降)、調停事件件数、裁判所および裁判所職員数・法曹数等である。 大正期から昭和戦前期の民事司法統計をデータ化するにあたって、大正15年の民事訴訟法改正(施行昭和4年)による昭和5年以降の統計項日の変化をどのように取り扱うかが最も重要な問題であった。本研究では、まずは基礎データを作成するために、司法統計資料の項目に沿って入力を行った。その後に、大正15年民事訴訟法改正前後を区分しないで一枚の統計表を作成することが出来るように、項目の読み替え等を行った。 なお、最高裁判所図書館、法務図書館、国立公文書館等での調査結果から、昭和16年から26年までの期間については、『司法一覧』、『民事事件の概況』、『明治以降裁判統計要覧』等を用いてデータ入力を行うことに決定し、資料の複写等を行った。
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