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2009 年度 研究成果報告書

児童虐待における家族支援法システムの再構築-ジェンダーに敏感な視点から

研究課題

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研究課題/領域番号 19530092
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 新領域法学
研究機関佛教大学 (2008-2009)
県立広島大学 (2007)

研究代表者

若尾 典子  佛教大学, 社会福祉学部, 教授 (70301439)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
キーワード法とジェンダー
研究概要

男性あるいは女性加害者への介入プログラムは、ドメステック・バイオレンスの場合も児童虐待の場合も、ジェンダーに敏感な視点が必要である。なぜなら親密な暴力は、個人のジェンダー意識(ジェンダー・アイデンティティーと言い換えることもできる)に基づく行動の一つだからである。個人のジェンダー意識に基づく行動は多様であり、社会的に確立しているジェンダー意識を直接に反映することもあるが、反対の行動をとることもある。例えば、女性加害者は女性役割や母親役割に反して、暴力をふるう。それは、彼女の個人的ジェンダー意識が社会的ジェンダー意識にとらわれ、反発あるいは過剰な適応として、暴力行為にいたるからである。加害者への介入プログラムは、被害者支援の観点から、加害者の個人的ジェンダー意識を変化させることを重視して実行される必要がある。そのためには、家族支援の専門家としてソーシャル・ワーカーを児童虐待防止法に明確に位置付けることと、すべての関係者にジェンダーに敏感な視点から家族関係を把握する共通理解を確保することが、求められる。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2010 2009 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 憲法からみた社会保障法におけるジェンダー平等2010

    • 著者名/発表者名
      若尾典子
    • 雑誌名

      ジェンダーと法 No.7

      ページ: 1-14

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 安保条約と社会-沖縄の女性の経験から2010

    • 著者名/発表者名
      若尾典子
    • 雑誌名

      法律時報

      ページ: 174-181

  • [雑誌論文] 戦後民主主義と憲法24条2007

    • 著者名/発表者名
      若尾典子
    • 雑誌名

      憲法問題 18号

      ページ: 86-98

  • [学会発表] 憲法からみた社会保障2009

    • 著者名/発表者名
      若尾典子
    • 学会等名
      ジェンダー法学会
    • 年月日
      20090000
  • [図書] グローバリゼーションと人権2010

    • 著者名/発表者名
      若尾典子
    • 出版者
      日本評論社
  • [図書] コンメンタール女性差別撤廃条約2010

    • 著者名/発表者名
      若尾典子
    • 総ページ数
      152-165
    • 出版者
      尚学社
  • [図書] 渡辺洋三先生追悼論集2009

    • 著者名/発表者名
      若尾典子
    • 総ページ数
      185-203
    • 出版者
      日本評論社

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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