• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

アメリカ「反体制」思想の21世紀的展開:市民的政治文化の理論的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19530119
研究機関新潟国際情報大学

研究代表者

越智 敏夫  新潟国際情報大学, 情報文化学部, 教授 (20247183)

キーワードアメリカ合衆国 / 政治思想 / 現代思想 / 現代国家 / 政治理論 / 反体制 / リベラリズム / 同時多発テロ
研究概要

本研究は、アメリカ合衆国における「反体制」思想の系譜、特に同時多発テロのブッシュ政権の政策を批判する市民運動を研究対象とし、その思想的意義について政治文化に関する理論パースペクティブにおいて議論するものである。3年計画の第2年度にあたる平成20年度においては、前年度におこなったアメリカ政治における「反体制」思想に関連する重要な理念的整理をさらに展開させた。その内容は平成20年度の日本政治学会研究大会における研究報告「政治理論における忠誠と倫理の組織化について」として発表した。その発表においてはアメリカ政治理論における忠誠と倫理の論じ方をフィランソロピーなどの事例と関連させて考察した。
そうした理論研究をもとに、合衆国における「体制批判」のイデオロギー的現況を研究するために、3月後半にアメリカにおいて実地調査をおこなった。まずニューヨークにおいではオバマ政権発足後のアメリカ政治のダイナミズムに関してりべラル派の研究者にインタビューした。またシカゴにおいてはThe Association for Asian Studies (AAS)の年次大会に参加し、多くの研究者と意見交換をおこなった。その際に中心的議題となったのはアメリカの政治体制を肯定する論理がどのように他国の政治体制を評価するときの基準となるのかという問題だった。この点は、アメリカ合衆国における「反体制」思想を総括する平成21年度の研究の中心的課題として継続的に考察する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 政治理論における忠誠と倫理の組織化について2008

    • 著者名/発表者名
      越智敏夫
    • 学会等名
      日本政治学会 研究大会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      2008-10-11

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi