研究課題/領域番号 |
19530124
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
岡本 哲和 関西大学, 政策創造学部, 教授 (00268327)
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研究分担者 |
石橋 章市朗 関西大学, 法学部, 准教授 (40368189)
脇坂 徹 関西大学, 付置研究所, 研究員 (80411502)
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キーワード | 選挙 / インターネット / 日本政治 / 政治情報 / コミュニケーション / 政治コミュニケーション / 情報技術 |
研究概要 |
2007年7月29日に実施された参議院選挙に際して、(1)候補者ウェブサイトの調査、および(2)インターネットを通じた選挙情報獲得行動に関する有権者へのサーベイ調査、を実施した。2007年度前半は、これらの調査における方法の適切性についての研究、ウェブサイトを対象とする内容分析の項目選定、質問項目の選定、具体的な質問文の作成を主とする研究活動を行った。 候補者ウェブサイトの調査については、377名の候補者中ウェブサイトを開設していた297名(78.77パーセント)のサイトを対象として、内容分析を行った。さらに、アクセスカウンターを設置していた78のサイト2007年7月10日から8月2日までの24日間に毎日アクセスを行って、その数値を1日ごとに記録する作業を行った。結果として、68のサイトから調査期間内のアクセス数データを入手することができた。 有権者へのサーべイ調査は、8月3日から8月5日の間に回答者が質問フォームが用意されたウェブサイトへアクセスすることによって行われた。対象は、選挙期間内に候補者ウェブサイトへアクセスしたことがある有権者である。実施は株式会社マクロミルに委託した。その結果として、721名から回答が得られた。 2007年度後半においては、これらのデータを用いた分析を行う準備作業を完了させて、分析作業にも取りかかっている。その目的は、参議院選挙の選挙期間中に、候補者ウェブサイトへのアクセスにはどのようなパターンが見いだせるのか、そしてインターネット・ユーザーがどのような目的で候補者もしくは議員のウェブサイトにアクセスしているのかを明らかにすることである。調査データの分析については、来年度についても継続される。
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